「ゴジラ-1.0」観ました
凄い時代になりましたね
米アカデミー賞など、昨年、話題になった映画が、半年かそこいら待っただけで、ネット配信とはいえ、茶の間で観られる時代。
一視聴者としては、嬉しい限りですが、ビジネスサイクルとしては、どうなんでしょう?
これが「効率よく儲けよう」という、現代のスタイルなんですかね。
ともあれ、ゴジラ-1.0
想像以上に素晴らしい出来でした。
さすが、米アカデミー「視覚効果賞」を受賞されただけの作品です。
ストーリーも決して悪くない。意識的にではないかも知れませんが、登場する人物たちの日本人らしい性格が、随所に表現されていました。
戦後間もない、米ソ間の緊張を理由に、民間主導でゴジラに立ち向かう。という、コンセプトも大変面白かったと思います。
劇中、終戦間際に開発された戦闘機「震電」が登場します。
父が海軍パイロットでしたので、できれば、最高速度750キロと言われた、二千馬力級エンジンの震えと爆音を生かした、重戦闘機の高速飛行を演出して欲しかったですかね。まあ、願いとしては、贅沢かも知れません。
あの出来で米国の10~15分の1の予算なら
いかに、米国映画は「工夫」を怠り「無駄遣い」をしているか…だと思わされました。
【話の寄り道】日本人の自己犠牲心
私の本棚に、少し古い本ですが「英国特殊部隊SAS育成」に関する本があります。
その中に「日本人は極限状態の中にあって、驚異的精神と最強のパフォーマンスを発揮する」と書かれている一文があります。
これを聞くと、現代日本人の中には、反発を感じる人も居るかも知れません。
しかし、これは、第二次大戦中、「ビルマ戦線」で白兵戦では世界最強と言われた、英国お抱えの「グルガ兵」と互角もしくは、それ以上に戦った日本兵。マレー沖海戦で日本の航空隊による大英艦隊の全滅を経験し。ヨーロッパ戦線では、連合軍最強と言われた米日系二世部隊(英語でも Nisei Soldier と言った)の強さを目の当たりにした、英国側の率直な感想だと思います。
二世部隊に関しては、涙無くして語れないエピソードは沢山ありますが、それはまた、別の機会に書きたいと思います。
最近まで、世界各国で傭兵を務めていた、ある日本人(元自衛官)の書かれた本の中にも、戦争に赴くと大戦後に生まれた自分でも、自己犠牲心が生まれる。という事が書かれてありました。
だから、戦場で最高のパフォーマンスが生まれるのかも知れませんが、その意味で、最も「兵士」に向いている民族なのかも知れないとも書いておられました。(言っておきますが、戦争賛美してい訳ではありませんからね)
「橋爪功」さん
まさかのチョイ役で出ておられました。後で、教授か博士として登場するのかと思いましたけど、殆どエキストラ状態の登場だったのに驚きました。まだ、観ていない方、観たけど分からなかった方は、何処に橋爪翁が出ておられるか探してみてください。