三年生は哲学的な事を言います。世の中に無駄なモノはないの? #いじめ #ウルトラマン #小学生

三年生は哲学的な事を言います。世の中に無駄なモノはないの? じゃあ…

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いじめ

何年か前のお話になります。倅が小学校三年生の時でした。

「世の中に無駄なモノなんて無い」

借りてきた、ウルトラマンのDVDの中で、こんな台詞が有った様で、倅も考えさせられたようです。

「おとーさん。世の中には本当に無駄モノは無いの?」

まあ、確かに、仏教的なお話では、どんなモノも、お互いが関わり合っていて、無駄な存在は無いと言えます。

一見、全く関わりのない、北京の蝶の羽ばたきが、巡り巡って、メキシコ湾のハリケーンに影響しているという考えもあります。

真実、世の中はそのように巡っているのでしょうね。

バタフライ効果」或いは「カオス理論」とも言われています。

「まあ、そうだね。世の中には無駄な存在はないよ」

私は、倅が、思春期などに、自分という存在に、疑問を持ったりした時の、いわば道しるべのような積もりで言ったのですが、倅の考えていたことは、全く違っていて、
「じゃあ、イジメをするって事も、無駄じゃあないって事?」
「いや、それはイケナイ事だよ」
「でも、無駄なことでは無いんでしょ?」
「いや! 世の中に無駄な存在はないけど、無駄な行為…行いはあるよ。例えば、イジメも無駄な行為だし、殺人や自殺も無駄な行為」

ちょっと苦しい感じでしたが、こう言いました。

で、倅は、
「あっ、そうか!〝無駄な抵抗は止めなさい〟って言うモンね」
「…まあね」
倅なりには、繋がったようで、ガッテンしておりました。

倅の心配は、無駄なモノは無いのなら、イジメも容認されてしまうのではないか?

という事だったようです。

着地点としては子供っぽかったですけど、少し驚いたのは、気がつけば、倅も、哲学的なモノの考え方をするようになっていた。という事でした。

ホント、子供は親の想像を超えて成長するモノなんですね。

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