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イギリスも結構不思議な国

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私の英国観

BBC(英国国営放送)で
万引き事情を取り上げていました
英国、ロンドンでは、「万引き」の発生件数が多いらしく、ニューヨークの四倍、東京の七倍も発生しているそうです。
しかも、文字通りの「万引きのプロ」が横行。番組の中で万引きのスーパー・プロ「クイーン」と「キング」と、称号はありませんでしたが、「中年の万引き夫婦」が紹介されていました。
彼らの元には、一般の方々から「これとこれを万引きしてきてほしい」というリクエストが届き、品物を万引き。通常料金の半値位で依頼者に渡します。
クイーンの場合
依頼人も安く品物が手に入って、私も儲かる。一体、それの何が悪いの」
インタビューされての言い分ですが、「仕入れ先の損失」が頭の中に有りません。
取材中にも、逮捕され、逮捕の累積理由から十日ほど収監されます。刑務所に入って居るとはいえ、かなり自由。監視付きで十日間、ゴミ拾い等のボランティア活動をするだけ。戻ってくると、自宅のポストに依頼書が溜まっていて、「頼られている」事に大はしゃぎしていました。
キングの場合
余りにも逮捕歴が多すぎて、足首にGPSが付けられていました。しかし、アメリカの性犯罪者が付けられる様な自力で外せないものではありません。
簡単に外せるものなので、「さあて、仕事に出掛けるか」と言って、GPSを外してベッドの上に投げます。
「これで、俺は、家にいるって事」
そう言って、万引きに出掛けていました。
万引き夫婦の場合
夫は自宅謹慎の為に、妻の方だけの取材。朝一番、彼女の仕事はドアポストの確認から始まります。
溢れんばかりの、万引きの依頼書が入ってます。妻は、依頼書を見ながら、「万引きは、既に始まっているの」と、「万引き道」を語り始めます。
「監視カメラの少ない道を辿って現場(店舗)に行くの」
現場で、いかに店員、監視カメラの隙を窺うかも語って居ました。
どんな世界にも「どう」ってあるんですね。
しかし、依頼人が多いのも驚きます
一般…本当に、一般人なのか分かりませんが、万引きを依頼して、商品を購入する人の多さには、観ていて驚きました。
司法の考え
番組の最後に、司法に、ロンドンの万引きの多さをどう思っているかを尋ねていました。
「私達は、犯罪者を作り出すことが目的ではありません。彼らを更生させる事に意味があります。罰則を強化すれば、より犯罪者を産む事になるでしょう」
と言っておりましたが、BBC的には「逆に万引き犯を増やしてるではないか」と言いたいようでした。
実際、取材に応じた「万引きのプロ」達は、「クイーン」の言にも代表される様に、万引きを犯罪だとは思っていません。なんというか「確信犯」に近い感じでした。
余談、アメリカの万引き事情
アメリカの万引きって、持ってきたバッグに一気に商品を詰め込んで、店員の追っ手を振り切って逃げるとか、複数人で店に入り込んできて、商品を抱えられるだけ抱えて逃走する。が主流なんだそうです。これって、日本なら「強盗」だよね? という手口です。
もちろん、所謂「万引き」という手口もあるんでしょうけど、アメリカではこれらも万引きに括られているようです。
英国の制服警察官
伝統的に拳銃を携帯しません。
「警官が拳銃武装すれば、犯罪者側がより武装する」
という理由からだそうです。代わりに「警棒術」が発達しました。
しかし、犯罪は年々、重武装化されて行く現実があります。
十数年前の作品ですが、英国のアクションドラマの中で、ある新興宗教団体の施設に、二人の制服警官が訪ねるシーンがありました。
一人がパトカーに残り、一人がドアノックすると、家の中からいきなり発砲。ドア前の警官は即死、パトカーの警官も応戦できず、立て籠もる車のガラス越しに射殺されます。
特殊部隊が施設を取り囲む事態になりますが、ドラマ的に、制服警官が拳銃を携帯出来ない事の、危険を訴えていました。
地下鉄初乗り料金
日本の地下鉄で、初乗り料金が一番高いのが、京都なんだそうです。初乗り料金、現在220円。それが、250円に値上げされるとニュースで報じていました。
確かに、東京や大阪の180円(東京メトロは170円)と比べると高いですね。
六地蔵」~「二条」間(約15キロ)の運賃が390円になるそうで、これは、阪急・京都河原町-大阪梅田間の400円(約48キロ)と、ほぼ変わらない料金となります。
世界最古・ロンドンの地下鉄
ロンドンには、「不正乗車Gメン」なる者が存在します。
ロンドンは、不正防止の為に、ICカード中心ですが、みんな、あの手この手で不正を働きます。
特殊なアプリを使ってICカードのデータを改ざんしたり、身内の未成年の学割を利用して、大人が学割乗車したり、ありとあらゆる手口で不正乗車する者が後を絶ちません。
何故、ここまで不正乗車が多いのか? 最たる原因が運賃の高さにあります。
ロンドンの地下鉄の初乗り料金は、現在、日本円にすると約800円もします。
これって、阪急・梅田(大阪中心部)~河原町(京都中心部)間を一往復出来る料金ですね。
日常、通勤等で使う鉄道料金が、ここ迄高いと成ると、まあ、何と言うか、不正乗車も増えて当たり前な気もします。
医療関係
英国の医療費は無料。医師は全員国家公務員です。
「医療費無料」は、一見、魅力的なんですが、特に大した病でもないのに、無料だから取り敢えず受診してみるか。という人が増え、国の医療費を圧迫します。
かつて、日本も高齢者の医療費完全無料時代があって、病院の待合室がサロン化していた時代があります。現在でも、15歳までの医療費は無料という自治体があって、サロン化が問題になっていました。(コロナ騒動で現在はサロン化してないらしい)
医師が多忙になり過ぎ、医療費も圧迫される事で、本当に大変な病の方が見過ごされる事も問題になっているようです。
シャックリが二年も止まらない
イギリスに、二年間もシャックリが止まらない。という、青年が居りました。
日本の「某・仰天」なバラエティ番組で、この青年を取り上げると、たまたま番組を観ていた、ある医師から、「気になる事があるから、あの青年を日本に呼べないだろうか?」という電話が入ります。
医師は、既に、脳に、なんらかの疾患があると見当付けていました。来日した青年をCTスキャン等の診察をすると、脳腫瘍が見つかります。
青年はショックを隠せませんでしたが、英国での医師は「もう少し様子を観ましょう」として、次のステージに揚げて貰えなかったそうです。
日本で手術を受けるか、英国で手術を受けるか、に成りましたが、青年は完全無料の英国で手術を受けます。
ま、人命にかかわる事ですから、それでも全然構わないんですけど、ちょっと、日本を利用しただけ感が、後味悪い所ではありました。
英国の医師はボンクラ
と、一概には言えません。国の医療費が嵩むために、「様子見」が常態化している現実があるようです。一頃、胎児の段階で障害があると分かった場合、国が堕胎を薦めていた事も、ニュースになりました。
理想と現実がチクバグ
私の英国観として、「理想」や「理念」に囚われ過ぎて、現実を観ていない印象はあります。
観ていないというか、なんかチクハグに見えて仕方ありません。
まあ、日本も海外から見れば、色々と不思議で、チグハグに見える所もあるんでしょうね。
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