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ドーピング問題

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ドーピングは選手の命を危機にさらします

今回の冬季五輪、フィギュアスケートは、ロシアの選手のドーピング疑惑に湧きました。
「金メダル」という名誉の為に、「死」と隣り合わせの「ドーピング」をする行為って、なんか「健康の為なら死ねる」みたいな、滑稽さを感じます。
件の騒動は、本人の意思なのか、知らずに飲まされたのか分かりませんが、いずれにせよ、人道的に止めるべき事ですね。
ドーピング問題思いつくままに
元・プロ野球選手「A」さんの場合
野球選手として、ベテランの域に達した頃、成績に伸び悩み、「筋肉増強剤」(ホルモン剤の一種)を服用し始めます。
今でも、合法とされる筋肉増強剤はありますが、当時、日米でプロ野球やプロレス界では、後に危険とされる「ホルモン系筋肉増強剤」も合法でした。
しかし、薬の規制に厳しい日本では製造・販売はされておらず、「A」さんは、アメリカに住む友人に頼んで送って貰います。
服用して、一日か二日経たない位で、明らかな効果が現れたと言います。
筋肉はムキムキになり、「ガッコーン」と言う、今迄に感じた事のないパワーで、ボールを打ち返せたそうです。
薬物のおかげで、「A」さんの成績は見る見る上がって行きます。そんな、ある日、自身で車を運転していると、異様な気持ちの悪さを覚え、病院に駆け込みます。
診察の結果、血管内に血栓が見つかり、「エコノミー症候群」と分かりました。
筋肉が絶えずパンプアップした状態で、不自然な程の筋肉が付いている為に、血管が圧迫され続け、慢性的に血流を阻害している事が分かりました。
医師に「この筋肉を落とさないと、命にかかわりますよ」とまで言われ、しかも、服用開始から何か月も経っていないのに、健康だったはずの肝臓にも異常が見つかります。
恐ろしくなった「A」さんは、増強剤の服用を止め、日ならずも引退を決意されたそうですが、薬を止めて、二十年近く経っても、後遺症に悩まされ続けている。と、ある深夜番組で告白されていました。
敢えて国名を出しますが
中国とメキシコ産の肉類は注意
筋肉増強剤は「筋肉」を増やしてくれるので、「家畜の肉の量を増やそう」として、中国やメキシコでは、割に近年まで家畜に与えられていました。現在では、さすがに禁止されていると思いますが、未だ、違法に与えている業者は存在するようです。
ほんの何年か前、中国のバレーボールチーム全員から、筋肉増強剤の成分が検出された事があります。選手たちは、服用した覚えは無いのですが、前夜の夕食に全員が食べた、料理の鶏肉から増強剤ホルモンが検出されました。間接的にではあっても、不自然にホルモンを体内に取り入れるので、大量に摂取すれば、同様に身体に悪い影響を与えます。
メキシコでも同様で、アメリカ国内で筋肉増強剤ホルモンが手に入らないために、国境を越えて密輸入に行く、悪徳業者や真性筋肉バカが後を絶たないそうです。
中国やメキシコ産の肉類の場合。国そのもは違法と扱っていても、まだまだ、密かにホルモン剤を家畜に与えている業者はいる様なので、気を付けたい所です。
余談ですか
この、増強剤ホルモンのせいかどうか、はっきりとしておりませんが、ある年代からの女性たちに、胸の大きい人が多くなったのも、増強ホルモン剤の間接接種ではないか? と言われてます。
体育会系の部活で水を禁止していた本当の理由
その昔、学校の部活や体育で運動中に水を飲む事を禁止していた事は有名だと思います。
私も、水を飲んではならないと言われた世代です。現在では、熱中症などの危険があって、さすがに考えられない事ですが、では、何故「運動中に水を飲んではいけない」となったのでしょう?
昔は、「水を飲むと疲れやすくなる」と考えられていた事もありますし、日本独特の根性論もあったと思いますが、元々の理由を知る、教師指導者は居ませんでした。
体内の水分を絞ると
当然、血液が濃くなります。濃くなることは血栓等が出来やすくなり、体温調節などもできにくくなるのですが、代わりに、運動のパフォーマンスは上がります。
血液が濃くなる事で、酸素が通常より大量に、ミトコンドリアに供給され高エネルギーが生まれます。これが「疲れない」と誤解されていた様ですが、元はパフォーマンスの上昇が目的でした。
現在は、生命の危険から、「体内から何パーセントかの水分が失われると、パフォーマンスは下がる」と言われていますが、運動中の節水の実態は、現在で言う「血液ドーピング」の一種です。
因みに、暴飲暴食等で血液がドロドロなるのは、コレステロール過多等の違う問題です。
最も発覚しにくい、血液ドーピング
自身の血液を競技前に抜いておき、競技直前に輸血しなおす事で、パフォーマンスを上げる方法で、薬物反応が出ない為に現在一番バレにくいドーピングと言われています。
発覚しにくいですが、一個人で出来るドーピングではありません。採血、採血した血液の保存、輸血、それら機材の用意から管理まで、複数人で組織的に行わなくては出来る事ではありません。
血液ドーピングの危険性
節水による血液のドロドロが、血栓熱中症の危険を孕んでいるのと同様に、輸血による血液ドーピングも血栓による卒中リスクがあります。
世界最速の女性として、名を遺し、その記録は未だ破られていないという「フローレンス・ジョイナー」さんも、血液ドーピングの疑惑がもたれていました。引退後、38歳の若さで就寝中に亡くなられましたが、血栓で亡くなったそうです。彼女の名誉の為に、周囲は先天性某という病名を上げていますが、その亡くなり方は、血液ドーピングの後遺症と見られています。
どんなドーピングも後遺症は残る
自転車競技の「ツール・ド・フランス」の選手の中にも、引退後、血液ドーピングの後遺症で就寝中に亡くなった人は何人か居られます。ドーピングも止めて、何年も経っているのに、血栓が出来やすい体になっているらしく、所謂、頓死する例は後を絶ちません。
薬物ドーピングの危険性
薬物ドーピングの危険性が、本格的に問われ始め、禁止事項になったのは、東京五輪からと言われています。言わずもがなですが、2020東京五輪ではなく、1964年の東京五輪ですね。
1960年のローマ五輪で、当時の主流薬物だった「興奮剤」を服用した選手が相次いで頓死したことから、危険性が問われ始めました。(その前のメルボルンからとも言われています)
しかも、興奮剤は肝臓のみならず、精神にも異常をきたし、1960年代のプロレス選手も、平時でも興奮を抑えられず行動が狂暴になる例があったそうです。
何年か前、南アフリカのパラ陸上の金メダリストが、トイレに立て籠もる恋人を、ドア越しに射殺したという事件がありましたが、行動的に興奮剤の常用者ではなかったか疑われています。
究極の遺伝子ドーピング
遺伝子を操作する事で、人間の期待する能力を上げるドーピング方法です。ケームや映画の「バイオハザード」で、遺伝子操作で怪物を作り出しますが、究極、本当にあんな事は出来なくもないそうです。
しかし
遺伝子操作は、自然に逆らう為に、淘汰されて行くと考えられていますし、事実、淘汰されるんだそうです…という事は、実際に操作して作られた事があるんでしょうかね。
ああ、遺伝子組み換えの植物とかはあって、問題視された事はありますね。
余談ですが
プロ・スキーヤーで登山家の三浦雄一郎さん、健康長寿で「健康大使」にも任命されておられます。御父上の三浦敬三さんもプロスキーヤーで、102歳まで生きられ、99歳~100歳の時でしたか、モンブランアメリカでスキー滑走をやってのけたりする程の元気ぶりでした。
このお二人、血液中のヘモグロビンが先天的に多く、酸素を人より多く取り込められるんだそうです。それが、長寿で健康の理由のひとつなんだそうです。決して「セサミン」のお陰だけではないんですね。
この先天的ヘモグロビンの多さは、「進化」のひとつらしく、三浦雄一郎さん、敬三さん親子は、「本当の新人類」なんだそうですね。
中国武術に見るドーピング
私が、正式に習ったのは「空手」だけなので、「中国武術」に関しては、手ほどきを受けた。という程度です。
流派に寄りますが、エライ低い姿勢で砂袋さたいを打たせる練功もありました。
「こんに低い姿勢で戦う事あるのかな?」
疑問に思いましたが、やっている内に分かった事は、「体幹をぶつける感覚を養う事」でした。
中国武術練功で当たり前に行われているのが、薬の服用です。
何某かの練功で、秘伝の薬を服用しますが、近代の分析で、実態的にプロテイン程度のものや、カルシウムが多く含まれている程度という物も有りますし、現代の薬物ドーピングに匹敵する、危険極まりない薬物だったりもします。パフォーマンスは上がるが、まず、肝臓を悪くするケースが多いです。
割に、一般にも知られている日本人師範も、長年服用していた秘伝の薬の為に、亡くなりました。
公式には「生活習慣病」による死亡とされています。
他、闇の拳法…闇というとダークなイメージですが、本物中の本物と言われる、一般には余り知られていない「狼派拳法家」の達人も、秘伝の薬が原因と思われる形で夭折されています。
私も秘伝の妙薬を処方されたクチですが
当時、日本では手に入りにくく(今でもかな?)、手に入っても高価すぎたので、多少効果は落ちるとされた塗布薬で我慢しましたが、結局、これが幸いしたと今では思っています。
その塗布薬にしても、アレルギー体質の私は、右手の小指にかぶれが出来ました。使わなくなった現在でも、小さくただれが残って居て、何年か前、倅を連れてプールに行った時、疲れてそこから、皮膚病の「飛び火」に罹った事があります。
湿布薬も時代遅れ
使っていた塗布薬は、所謂、和漢に対する、中国漢方薬で、湿布薬でした。
しかし、近年になって、捻挫、打撲などに効く成分は「インドメタシン」だけ、という事が分かりました。
百年前の中国武術家老師の中にも、薬の服用を疑問視し危険と見る人はいましたし、食生活、医療、予防接種の発達した現在で、練功に薬を服用する必要はないでしょう。塗り薬も無暗に使う必要はありません。
ある練功法
私も、長く塗布薬を使っていましたが、手のかぶれに加え、インドメタシン以外に効果が無いと知り、近代の老師達の中からも、秘伝薬に否定的な意見が増えた事で止めました。
ある種、依存症だったので止めるには中々勇気がいりました。しかし、止めてみてからも、特に練功の効果に差異が生まれた事はありませんでした。
中国武術秘伝の妙薬の一番の危険性
秘伝が医師プロの処方した薬とは限らない事。人それぞれの体質に合わせた処方ではない事。が挙げられます。
拳法の達人でも、薬には素人である事は多いですし、自分には合っても、万人に合うとは限りません。それを、考えず、高価な薬物を無暗に服用する事は、昔から心配に思っていた事です。
花岡青洲
江戸後期(1700年代末期)に、世界で初めて全身麻酔を成功させた、紀州・和歌山の蘭方医師で、外科を通じ世界人類に貢献した医師の一人として、米国のシカゴにある「国際外科学会付属」の「栄誉館」に祀られて居る御仁です。
華岡流の全身麻酔薬「通仙散」は、門外不出で、華岡流の元で修行を積だ者だけが、処方を許されましたが、華岡青洲は「薬とは個人の体質によって、毒にもなる。であるから、個々の体質を見極める能力を養わなければならない」事、よくよく知っておられました。
現在では、薬の処方で患者の体質を調べる事は当たり前ですが、武術マニアの追い求める、秘伝薬はこの点が大きく欠如しているので、中国武術で薬を追い求めている方は、薬はお止めになる事をお勧めします。現代の環境では必要もありません。
漢方薬は副作用が無いという幻想
流石に、現在いまでは少ないだろう。と思いましたが、現在でも「漢方薬には副作用がない」と思っている方は多い様です。薬は、薬である限り、全てに副作用があります。昔、歌手の美空ひばりさんや、女優(俳優と言わんといけないのかな?)の高峰峰子さんも、漢方薬に副作用はないと信じて、服用。その副作用が原因で亡くなられています。
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