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ウクライナアメリカの分析

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アメリカのシンクタンクの分析
ウクライナ軍が50キロ程、ロシア軍を押し戻した」
プーチン氏は政権の座に居られない」
等々…
これらが本当であれば、西側として喜ばしい事でしょうが、アメリカのシンクタンクも、キューバ危機、ベトナム戦争からこっち、かなり当てになりません。
2002年頃も、「北朝鮮は三年以内に崩壊する」という分析を立てましたが、あれから二十年、崩壊するどころか、むしろ勢いづいて、バンバン花火の様にミサイルを打ち上げ居てます。
アメリカの分析機関が最も優秀だったのは、太平洋戦争~朝鮮戦争頃迄だと、私は思っています。
対日分析も正確だったでしょうし、朝鮮半島に中国軍が参加するだろう予測も当たりました。
中国は、政治的に国としてではなく、あくまで「義勇軍」として参戦。つまり、「個人々々のボランティアが戦っています」の体を貫きました。日中戦争の際、アメリカが同じ体でフライングタイガース等、航空隊を中国に派遣したのと同じです。
…話が、逸れましたが、アメリカは、第二次大戦中、日本の「九七式欧文印刷機(暗号機)」に手を焼き、諜報機関「東」に刺激を受け、現在のCIAの前身となる情報分析機関を設けました。
しかし、キューバ危機頃から、分析力が曇り始め、ベトナムリビア、イランでも分析の失敗が続きます。
連続する分析の失敗を重く見たアメリカは、その原因を追究させた結果。
情報分析官達の「自分達は、頭が良い」という、エリート意識にあると結論づけます。
つまり、「頭がよく、選ばれた自分達の分析は、間違っているはずがない」という思い込み、思い上がりが、都合の良い分析結果に繋がっているという訳です。
そこから、反省したはずなんですが、なんか、相変わらず、米国の分析は外れまくっている様に感じられますね。
米大統領が頼りなく見える
一国の指導者、大学教授等権威的な存在が、偉く感じなくなると、心理学的に「歳取った証拠」らしいのですが、私も歳取ったのでしょうか? アメリカの大統領が頼りなく見えます。
アメリカの大統領ですから、立ち振る舞いは堂々としているんですけど、なんか、堂々としているだけで頼りなく見えてしまいます。
現・大統領バイデンさんがお爺ちゃん。という事も有るかも知れませんが、「民主党」は、日本でも米国でもなんか、イマイチ頼りない印象が私にはあります。
かといって、トランプさんだったら良かったかと言うと、個人的には、こちらもちょっと…やっぱりお爺ちゃんだし、しかも、アメリカの本音がそのまま大統領になった感じで、日本にとっては不安な感じはします。
現代日本の政治家たちも、こじんまりして頼りなく見えますが、やっぱり、私も歳を取ったという事なんでしょうね。
【余談】「九七式欧文印字機」(暗号機)
今では、古本でしか手に入りませんが、元・CIAの前身「国家安全保障局」で、暗号解読に携わった、ウイリアムフリードマン氏の伝記本「暗号の天才」(新潮社)に登場する日本の暗号機です。
コードネームは「パープル」(紫)
第二次大戦中の暗号機として、有名になったのはドイツの「エニグマ」(映画にもなった)ですが、ウイリアム氏は、「当時、世界で最も高度で複雑な暗号機」として「九七式欧文印刷機」を上げています。それまで、世界各国は、どこかエニグマに通ずる様な暗号機を使っていたそうです。日本も、その例外ではありません。しかし、ある日、突然、日本の暗号だけが、それまでとは、全く異なる暗号に変わったそうです。
全く解読ができない。つまり、それは日本国内に、優れた数学者が現れた事を意味します
戦後になって、日本の暗号は脆弱で、作戦情報は米国に筒抜けだった様に言われますが、太平洋戦争緒戦で日本の破竹の勢いは、この、解読不可能だった暗号機のお陰だったとしています。
戦争では、相手の動きを掴むことが重要ですが、日米開戦から半年。連合国側は日本軍の動きが全く掴めませんでした。
太平洋初戦の米国は、わざと敗走した。なんて、世迷言を言う人も居ますが、それは戦争をゲームと勘違いしているから言える事です。
「敗走に見せかけ」なら兎も角「敗走」は、味方の将兵を見殺しにする事になります。
事実、フィリピンではマッカーサーが逃亡したために、七万六千人もの米兵士が捕虜になって居ます。後に「バターン死の行軍」として、日本軍の悪行の様に語られますが、将兵を見捨てたマッカーサーが一番悪い。と私は思っています。
まあ、この暗号機のお蔭で、日本は当初の予定より戦線が拡大し、地球の表面積の十分の一に勢力を伸ばす事になりますが、この戦線の拡大が、暗号が解読される切っ掛けとなります。
どんなに優れた暗号であっても、定期的にパターンを変えていかないと、いずれは見破られますが、戦線が拡大しすぎた日本軍は、その変更の知らせが隅々まで行き届かず、つい、旧来のパターンで暗号文を打ってしまいます。ここから、コードネーム「パープル」の解読が進み、ミッドウェーで敗れ、講和の難しい立場に追いやられます。
第二次大戦中の日本の諜報機関「東」TO
「東機関」とも言います。
第二次世界大戦中、欧米各国で大使館を閉鎖されてしまった日本が、ヨーロッパで中立国だったスペインを拠点に設立した諜報機関です。
欧米の情勢を正確に日本に伝えた、優秀な機関でありました。
東洋系の日本人が暗躍しては、目立つので、諜報員は全てスペイン人。
しかし、中立国とはいえ、何故スペイン人が日本他国諜報機関として、命を落とす可能性の高い、危険な仕事を請け負ったのでしょう?
スペインの日本人
スペインには、今でも「ハポン」という苗字の方が、約五百人おられます。
ハポン」とは「日本」という意味で、江戸初期に伊達政宗の命で、太平洋航路でローマに渡った、「支倉常長」率いる「慶長遣欧使節団」の家来衆の末裔に当たります。
往路、スペインで厚遇を受け、復路、再び同じ村を通った際に、「我々はこの地に留まりとうございます」として、居残りました。
そして、苗字を「ハポン」と名乗り、世代を繋ぎ、今ではすっかり西洋人顔になった子孫たちが、第二次大戦では先祖の祖国の手助けとして「東」諜報機関の主要メンバーになりました。
東日本大震災
知っておられる方も多いと思いますが、東日本大震災でスペインから、この「ハポン」一族が、大勢ボランティアとして故国・仙台にやって来られました。
何百年経っても、「故国・仙台」として捉えられる感覚は、日本人よりむしろヨーロッパ人の感覚、一神教の持つ感覚の様に思います。

まあ、今日は色々書きましたけど、市井に暮らすのオヤジの戯言。戯れにございます…
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