映画スピリット・ドラゴン怒りの鉄拳 #ブルースリー #リーリンチェイ #ジェットリー #カンフー

映画スピリット・ドラゴン怒りの鉄拳

f:id:kosodatehiroshi:20201113181425p:plain


『SPIRIT』(原題:霍元甲)は、2006年の香港・中華人民共和国合作による清代末期に実在した武術家霍元甲を描いたカンフー映画



『ドラゴン怒りの鉄拳』(原題:精武門、英題:Fist of Fury)は、1972年制作の香港映画。
英語タイトルは直訳すれば、「激怒の拳げきどのこぶし」となる。
師父・霍元甲を日本人に毒殺され。その復讐に立ち上がる愛弟子「陳真」の物語。

「ドラゴン怒りの鉄拳」では、日本人を「これでもか」というくらいに、ズルくて陰険に描いている。
師父である霍元甲は実在の人物で、肝臓を悪くして亡くなっている。
霍氏、最後の主治医が日本人だった事もあって、日本人による毒殺説が作りだされた。日本の武術家とロシアの格闘家が、霍氏に恥をかかされたから、その復讐で毒殺した物語が生れている。
だが、実際には、霍氏と日本やロシアの格闘家が敵対した事実はなく、むしろ親睦を深めていたらしい。(これは、生前の霍氏と近しい、という方から聞いた話なので、私はこちらの話を信じます)
日本やロシアとの、エキシビジョンマッチの様な催しはあったが、試合で負けたから毒殺するというのは「勝って反省、打たれて感謝」と考える、武士道からはあり得ない。
霍氏は、若い頃から肝臓が悪く、黄色い顔していたため「黄面虎ファン・メン・フー」と渾名されていた。大酒呑みだったからと言われているが、練功に使う飲み薬・漢方薬の蓄積が最も疑われている。
「SPIRIT」の方では、日本人武術家(中村獅童)は、清廉な武士として描かれていて、プロモーターの日本人(原田眞人)が、賭け絡みで、単独、毒殺を図る形になっている。

「ドラゴン怒りの鉄拳」が日本で封切られた時、ブルース・リーは日本人嫌いという説が実しやかに流れたが、ブルース氏は勝新太郎とも親睦が深く、ブルースの映画に多くの「勝プロダクション」俳優が起用されていた。他、有名な所では、ブルースリー専属のファーストカメラマンは「西本」さんという日本人だった。
ブルース・リー隆盛の香港映画は、日本人を敵役にする事が流行であった。

この二作品は、香港が日本をどう見始めたかの推移が分かる気がします。


この記事が面白いと思ったら、ブログ村プロフィールをポチしてください
PVアクセスランキング にほんブログ村