研修会にて
対コロナの規制も緩くなって
久々に、対面式の研修会が開かれました。いや、私が入社してから、初めての対面式ですね。
正社員、アルバイト、パートや年齢、性別の区別なく、日時と人数を調整して行われました。
色んな支店から集まるので、初めてお目にかかる人ばかりです。
その中に、七十歳を少し出たばかりの「W」さんという、オジジ様が居られ、隣の机だった事もあって、少し親しくなりました。前職ではそれなりに偉かった人のようで、態度は尊大なのですが、嫌味な感じはしない方。
物知りだし、力強い話し方をされるので、座学では講師に色々と質問したり、間違いを指摘したりしておりました。
最近は、「パワハラ」問題もあってか、講師さんも「あ、鋭い(指摘)、おっしゃる通り」とか言って、上手いこと躱したりして、まるで、DJ講師。
研修が進み
危険回避の座学が済んで、三つの簡単な手順で出来る実技に移ったのですが。
「W」さんは、この簡単な手順が覚えられませんでした。
焦る「W」さん。
講師も「慌てなくて大丈夫ですよ、落ち着いてやって下さい」と母衣するのですが、顔が真っ赤になって、焦れば焦るほど上手くゆかない。
とうとう、出来なかったのですが、本人にとっての「恥」を取り戻すように、関連性のない蘊蓄を語り始めました。
一連の行動を見て
ちょっと「ドキッ」と致しました。
「W」さんがそうだ。と、私に言える程の知識もありませんが、普段の会話には矛盾を感じないのに、簡単な事でも新しい事が覚えられない。
失敗に対する取り戻し方の行動が、見当違い。
これらは、所謂、認知症の初期にありがちなんだそうです。親しくなった方だったので、余計心配になりましたが、「一度、心療内科で診て貰ったら」なんて言えるほど親しく訳でもありませんし、浅学な知識では断定もできませんしね。
それに、言ったとしても「W」さんのタイプなら、なんか激昂しそうでした。
その後は、さしたる実技もなく、研修会は終わり、「W」さんにも「また、次回の研修会で」と言って別れました。
認知症予防には「読書、ゲーム、字を書く」等が良い
私もそうですが、年を取って、老眼が進むと、読書が億劫になりますね。
でも、読書は、活字情報を頭の中でアナログに変換する作業なので、脳の活性化に良いらしく、老眼鏡を使ってでも読んだほうが良いそうです。
(若いころに読書習慣がなかったら難しいかもしれませんが)
先日、某バラエティー番組の中で、キムタクこと木村拓哉さんが、「老眼が進んでから、セリフの覚えが悪くなった」と言っておられました。
「セリフって、字面で覚えてるところがあるんですよ」
とも、おっしゃられ、老眼で文章が読めなくなってくると、脳の不活性化に繋がるんでしょう。
あと、文字を書く。パソコンでも良いので、文章を書いたり、「漢字検定」を受ける位の気持ちで、「漢字」を書くことも有効なんだそうです。
私の母は、亡くなった当日の午前中まで、本を読み、漢字を書いていたそうです。
そのお陰で、足腰は弱くなったものの、頭の方はしっかりしてました。
ゲーム
親指をよく使うゲームが良いそうです。それも、意外にシューティングゲームが良いそうですね。
空間認知能力も上がるし、一瞬の判断力が脳に良いとか。
他にも、「段取り力」の必要な、新しい事が若い脳を維持するのに有効なんだそうです。
私も、漢字練習を始めてみようかな…と思う、今日この頃です。
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