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パンダのシャンシャン返還

日本にはまだ九頭もパンダがいる

昨日、上野動物園のパンダ「シャンシャン中国へ返還」が話題となっていましたね。日本生まれの日本育ちで、中国へ返還というのは、なんか個人的には違和感を覚えますが、パンダ外交的には「他国で生まれ、他国で育とうが、中国所有動物の貸与です」という感じなんでしょう。
ビッグダディ エイメイ
関東出身で、関西在住の有名キャスターさんが、ラジオで言っておりましたけど、関西では、シャンシャンの返還って、余り騒がれていないそうです。
と申しますのも、関西には、神戸市立王子動物園と和歌山のアドベンチャーワールドにパンダが沢山居ます(王子動物園は1頭)。特に、A・ワールドには、パンダ界のビッグダディこと「永明」エイメイ氏が居て、その双子の娘「桜浜」オウヒン「桃浜」トウヒンと共に、中国へ返還される。そっちの方が注目されています。ま、関西地区からすれば、そうですね。
上野のシャンシャンを含め、今回4頭のパンダが返還されましたが、それでも、9頭のパンダが日本に残っています。中国以外の国でダントツに飼育数の多い国が日本なんだそうです。
パンダ繁殖は「食」にあり
何故、日本、特にA・Wでパンダが増えたのか
「永明」氏の種付け上手…という話もありますが、「笹を食べ放題」にして、パンダのストレスを軽減した事が大きいようです。
A・Wでも、パンダを預かった当初、中国のパンダセンターのレシピに従って、特性竹ベースのペレットを与えていたそうですが、なんか、パンダはストレスを感じている。満足していない様子に見えたそうです。
そこで、パンダが食べたい笹を好きなだけ食べさせる「食べ放題作戦」が取られる事になりました。
やっぱり、ペレットなんて、人間なら、毎食、乾パンとか「カロ●ーメイト」を与えられているような物で、栄養はあるかも知れないが「味気ねーなー」と思っていたのかもしれません。
欧米と違って、日本にも、中国からの渡来植物、竹が自生してます。しかも、複雑な地形のお陰で多種多様な「味」の竹が育ちました。それらを日替わりに、パンダが食べたい時に食べたい笹を食べるということで、のびのびとした環境を作り出せたのだそうです。ストレスの軽減こそが繁殖の要なんですね。
動・植物にとって原産地が一番良い環境とは限らない
例えば「バナナ」
バナナはインドネシアボルネオ島原産の果物ですが、バナナの育つ環境としては、昼間が暑く、夜涼しい「エクアドル」の方が良いそうです。夜も暑いと、「根」が休む暇がなく、ストレスになります。
同様に「稲」も、昼間が暑く夜涼しい、日本の北陸の夏が一番良いそうですが、熱帯から亜熱帯植物の稲の場合、野生で日本の冬を越せません。
日本って意外とパンダ向きな国なのかも
そのうち、増えたパンダが逃げ出して、野生化する時代が来るかもしれませんね。
「特定外来種ジャイアントパンダ」みたいに。
「野生パンダ、京都の竹林を食い荒らす」「タケノコ、ン千万円の被害」
なんてニュースになって、元が熊だし「驚かしても逃げない」なんて事態もあながち絵空事ではないかも知れません。
パンダ9頭、ラッコ3匹
現在、日本で飼育されている希少動物で、増えているのがパンダ、数を減らしているのがラッコです(ラッコは水族館)。
ラッコは、かつて日本全国の水族館で120匹も飼育されていましたが、数を減らし、2023年現在、僅か3匹になってしまいました。ワシントン条約で輸出入禁止になっている絶滅危惧種なので、新たに迎え入れる事ができません。
しかも、人工飼育下では、発情しない事が多いらしく、繁殖は極めて難しいそうです。
このまま行けば、日本の水族館でラッコは見られなくなる可能性が高いそうです。
しかし、ラッコは増えている
水族館では見られなくなるラッコですが、北海道に野生のラッコが戻ってきています。
明治の昔、毛皮目的と、魚介類を食い荒らす為の駆除で乱獲が進み、日本の沿岸から姿を消したラッコでしたが、現在は北海道で増えています。
幾つかの番組で取材をしていました。
「ラッコに会えるかどうか解りません」と言いながら、「浦」の海岸に立つともう目の前にラッコの雄雌おすめすが手を繋いで泳いていたりします。
「あ、ラッコですぅ…あれ、あっちに泳いでいるのは?…あ、あれもラッコですぅ」
みたいに、想像以上にメッチャ泳いでました。
人間にとっての高級食材を、文字通りガンガン食っちゃうので、地元の漁師さんたちは苦々しく思っているようですが、まあ、増えている事は結構ですね。
パンダは自然界では増えていないのに、動物園で増え、ラッコは水族館で増えないで、自然界で増えているなんて、なんか不思議な感じですね。
パンダは「人間に保護される事で種を繋ごう」という選択をしたのかも知れません。

本来「パンダ」とは「レッサーパンダ」の事だった

「パンダ」=ネパール語で「笹を食うもの」という意味。
レッサーとは「劣る」という意味だが、最近では「小さい」と訳されることが普通。

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