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イルカに体当たりされて海水浴客が怪我

バンドウイルカは思ったより大きい

福井県の海水浴場に、バンドウイルカが出没。海水浴客に体当たりして大怪我を負わせる。という事件が頻発しています。
イルカが人を襲う。なんて事は、普通はありませんが、ちょっと思い当たる話もあります。
何か月か前の事。福井の北、能登半島を超えた富山湾での事です。バンドウイルカの大群が目撃された時期がありました。
「イルカウォッチング」と称して、大挙、複数の船舶でもって見学ツアーが催されます。大勢の人間を嫌って、イルカの群れは湾の反対側へ移動。
しかし人間側は、イルカの気持ちを理解せず、見学ツアーは、全てではないにせよ、彼らを追って湾の反対側に移動してしまいます。
「ここは、住み心地が悪い」と判断したのか、富山湾からイルカの群れは一時消えてしまいました。
この群れが、南下して若狭湾に現れた。とは言い切れませんが、似たような煩わしさから、体当たりという暴力に出たのかも知れません。
バンドウイルカ(坂東いるか)
水族館などでお馴染みのイルカですね。北極や南極を除く、世界の海に生息していて、体長は2~4メートル。体重も200キロ位から大きいものだと600キロを超えるという、意外とビッグサイズのイルカです。水中を少なくとも60㎞の高速で泳げます。人間に体当たりしたときは、最速ではなかったにせよ、オートバイや軽自動車にぶつけられるのと、同等の危険性は考えられます。
バンドウエイジ(板東英二)
元・プロ野球選手・投手(中日ドラゴンズ)。現・野球解説者、タレント、俳優、司会者。
納税のCMに出ながら、自身の所得隠しで、ちょっとやらかしてしまう。ただ、本人は所得を隠していたという自覚はなかったようである。(例えば、パソコン等なにかしらを下取りしてもらった場合。なんとなく、割り引きされた感覚で捉えがちだが、税制上利益があったとみなされる。そんな感じで板東さんも誤解していたらしい)
海洋哺乳類への迷惑行為「ホエールウォッチ」
世界のあちこちで、ホエールウォッチなんてありますね。
人間側からすれば、「ただ観てるだけ」とか「仲良くしたい」「平和的」なんて思っているかも知れませんが、向こうからすれば生活を覗かれているわけですから、さぞかし落ち着かない事でしょう。
実際、学者によるホエールウォッチで、怒ったザトウクジラかなんかに、脚を咥えられて結構な水深まで引きずり込まれる。という映像を観た事があります。
「イルカだクジラだ」
力士をペタペタ触ったり、白川郷の合掌造りを民家と認識せず、無遠慮に覗き込む観光客の無神経さと似たようなものを感じます。福井の事件。根底に、人間の「身勝手なイルカへの愛」が起因しているように思えます。ひょっとしたら、人間達に無神経に覗かれたストレスで、流産したイルカ、もしくはその夫イルカかも知れませんし、仔イルカが覗きのストレスで死んでしまったかも知れません。イルカはイルカの言い分があるように思います。
スナメリ
私の故郷の沿岸、瀬戸内海にも、「スナメリ」と呼ばれる、イルカの仲間が生息しています。
うちの田舎では「ゼゴンドウ」と呼んでいました。嘴と背びれがなく、体長は大きくても二メートル程度。愛らしい顔していて、私の子供のころは、入江や港にも入り込んでくる程に、ちょいちょい見掛けたものでした。
彼らは、好奇心が強いので、海で泳いでいたりすると、近付いて来ることも良くありました。
「襲われることはない」
とは思っていても、脚の下を「スゥーッ」と泳いで行かれたりすると、子供には大変な恐怖でしたね。あの頃は、ウォッチング覗き文化なんて無かったから、ゼゴンドウにとっても程よい距離だったかも知れません。
主食となる「キビナゴ」が水深10~30メートルの浅い海に生息するので。スナメリも瀬戸内海のように、比較的浅い海に棲息していますが、1970年台~80年台にかけて、海砂を採る所謂「砂利船」のおかげで、深い海が増えて「キビナゴ(イカナゴ)」が激減。同時にスナメリも姿を消しました。
私の故郷の沖合は、今でも「スナメリの回遊海面(繁殖地)」として、保護地といいますか、国が「天然記念物」に指定しておりますが、実家の兄が言うには「最近は、ゼゴンドウは見掛けんのう」との事でした。
代わりにと言いますか、広島湾や大阪湾ではかなり観られるようになっています。
人とゼゴンドウが、ほどほどの距離を保っていた昔は、スナメリ回遊海面周辺で人とゼゴンドウスナメリによる、「合同キビナゴ漁」が無形文化財として残されていたそうです。
因みに
日本での「スナメリ」生息域は、瀬戸内海以外では九州の有明海、伊勢湾~浜名湖、それから、なんと東京湾も生息域ではあります。
ただし、東京湾も海底を、四角く、くり抜いた大きな穴が幾つもあるので、最近ではめっきり目撃されないそうです。あとは、千葉県~仙台湾に掛けての海岸線にも生息しているようです。
世界的にも、ペルシャ湾から日本列島までの浅い海に生息し、アジアにしか居ないイルカです。

スナメリ(ゼゴンドウ)は小さくて可愛いイルカです

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