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待ち構えているオジサン

「先回り注意」は単にトラブルになるだけの事が多い

先日、ラジオを聴いていると、お笑いコンビ「相席スタート」の山﨑ケイさんが、
「電車を降りるとき、一瞬、手に持っていたスマホの画面を見たら、後ろのオジサンに「スマホ観てないでさっさと降りろよ」と怒鳴られました」
というお話をしておられました。
山﨑さんは、立ち止まった訳でもなく、
「前に立っていた人の降車を待つ、ほんの僅かなタイミングでチラッと見ただけなのに、あんなに怒鳴る必要もないと思いません?」
と続けられます。
番組のメインパーソナリティー、ナイツのお二人も、
「ちょっと、酷いね。なんなんだろう?」
同情をしておりましたが、まあ、たまに居ますね。
正義(?)の先回をして怒鳴るオジサン。(オバサンでも居るでしょう)
私も、随分昔に、横断歩道で信号待ちをしていると、左側に人が立ったので、パーソナルスペースを保つために、右に半歩移動しようとしましたが、向かいで自転車に跨ったオジサンから、すかさず「まだ信号赤よ!」と怒鳴られたことがあります。
私が右に、少し動いただけだったので、オジサンは「マズ…」みたいな表情をしてそっぽを向きましたが、オジサンこそ、隣に幅広い自転車専用道があるにも関わらず、歩道を走行するというマナー違反をしておりました。
私は、成人してからは、信号無視や逆走など、とにかく交通違反になる様な事はしておりませんが、
「あいつ、絶対やるぞ」
という偏見で、オジサンは手ぐすね引いて観ていたのでしょう。
そして、動いたので、「それ見ろ」とばかり、注意したものの、私は、横に僅かに動いただけだった。
相席スタート山﨑さんの場合も、手にスマホを持っていたから、オジサンも「こいつ、絶対スマホ観る」と先回りしていたんでしょう。
観るには観たが、実情は降車の妨げになる程ではなかったのではないか、と思いました。
「李下に冠を正さず」
という諺があります。
「勘違いされても仕方のない行動は取るな」
という意味ですが、偏見から来る「こいつは絶対にやる」という先回りと、意味は違うと思います。
マナー違反など、注意をすること自体、うーん、まあ、悪いことではありませんが、先入観や偏見から、先回りして怒鳴るのは止めた方が良いでしょうね。
確信ではなくて、せめて、確証を得てからにしましょう。
それに、言い方次第ではトラブルにもなりますし。
ちょっと蘊蓄
【李下に冠を正さず】すももの実る木の下で、冠を直すと傍目には、スモモを獲っていると疑われるので、疑われるような行動は止めなさい。という意味。
同様な意味で「瓜畑で履物を直すな」という言葉もあります。瓜畑で履物の紐を直したりすると、瓜を盗んでいると思われても仕方ない。
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