本当は怖い日本の技術 #発明 #技術 #宇宙開発 #ニュートリノ #ロケット #スティルス

本当は怖い日本の技術


先ごろ、日本の探査機「SLIMスリム」が月面へのピンポイント着陸に成功した事がニュースになりましたね。
月面着陸そのものが、世界で五番目の快挙らしいですが、注目すべきは「ピンポイントに着地した」事の方です。
目的地から僅か五十五メートルの誤差だったそうです。途中のエンジントラブルが無ければ、三メートル程の誤差で着地出来ていたと言われています。
「それの一体何が、凄いの」
私の様な凡人は、そう思いがちなんですけど、宇宙空間を時速6400㎞で飛行している船を誤差五十五メートルで着陸させる事自体、本当に、超々高度な技術な訳です。
例えば、今までの飛行機が「とにかく日本に着けばよい」というレベルだったのに対し、「必ず東京駅八重洲口に降り立ちます」という程…いや、月面という規模から考えれば、相対的にもっと凄いレベルと見て良いでしょう。

でも、それの何処が恐ろしい技術なのか

SLIMより先に、宇宙探査機「ハヤブサ」が小惑星イトカワに着地し、微粉末ながらイトカワの石を採取。途中迷子になりながらも、ハヤブサ自身で考えながら地球に帰還致しました。
これも、大変な技術なのですが、日本人は「些細な快挙」程度にしか捉えていませんでした。
しかし、各国の軍事関係者が色めき立った事実は、耳に蓋をするかの如く、日本では余り報じられていません。
軍事関係者は、
探査機が小惑星に辿り着き、戻ってこれるという事は、小惑星そのものを押して地球に戻って来れる可能性が大きくなった。
と捉えたわけです。
つまり、「宇宙戦艦ヤマト」に出てくる「遊星爆弾」が現実化する事になります。
少なくとも時速6400㎞で飛来する遊星爆弾は、地球から補足し辛い上に、補足した所で手の打ち様がありません。
核ミサイルをぶつける事自体困難ですし、ぶつけられたとしても、核爆弾そのものは大気があってこそ爆弾となりますが、宇宙空間では高温を発するだけで終わります。
小惑星を砕くなら、惑星の中芯部で核爆弾を爆発させるか、ゴルゴ13に頼んでレールガンで狙撃してもらうしかありません。
映画「アルマゲドン」でブルース・ウィリスらが、飛び移った隕石にボーリングしたのも、そうした理由からです。
しかし、ハヤブサが地球に帰還したからといって、ピンポイントに帰還出来なければ、遊星爆弾もどこに落ちるか分かりません。
「現実的に、遊星爆弾なんて、まだまだ先の事」
と思っていた矢先に、SLIMのピンポイント着陸が成功したわけです。

日本のOS「TORON」

日本のJAXA宇宙航空研究開発機構)の技術を支えているコンピュータ。そのOS(オペレーディング・システム)が、国産の「 TORON トロン」です。
私の世代なら知っている方も…まま、いらっしゃるでしょう。世界に先駆けて、無償でシステムやソースコードを公開したコンピュータでしたが、米国が「無償とはけしからん」と公開に横槍を入れ、その隙にウィンドウズ等のOSのシェアをビジネスとして広げました。
私たち一般人には、ウィンドウズとかマックOSの方が勢いがあるように見えて仕方ありませんが、「TORON」は優秀で、実際には世界の60%以上のシェアを占めています。
1980年代、確かにTORONが、一般にも話題になった事があります。
TORON についての記事は下記HPが詳しいです
ウィキペディアなんかよりは、全然信頼できる記事です
https://news.yahoo.co.jp/feature/1686/

ニュートリノの発見(検出)

ノーベル物理学賞を受賞された、故・小柴昌俊こしばまさとし教授が発見に成功しました。
ニュートリノは天体をも突き抜ける素粒子のひとつで、日本では「宇宙の始まりを知る手掛かりになる」程度にしか報じられませんでした。しかし、何に対する配慮からか「星を貫けるなら、月や惑星もスキャン出来るようになる」という事は余り報じられません。
レントゲンがX線を発見したのと同じで、小柴博士の発見したニュートリノは天体や地下をスキャン出来る事が期待されています。

テフロン・フェライト(酸化磁鉄)

簡単に言うと「錆びた鉄なのに磁力を持っている」という物質なんですが、電波を吸収する性質を持っています。
この「酸化磁鉄」も、日本の発明でしたが、日米貿易摩擦の激しかった1980年代に、摩擦の緩衝材としてアメリカは「寄越せ」と迫りました。
日本の立場としては「武器としてしか使えない物は輸出出来ない」としましたが、結局、脅されて取り上げられた技術です。
1985年頃、新聞でも、まあまあ取り上げられた事件でしたが、肝心の日本人達は大半が無関心でした。
そして、イージス艦やスティルス戦闘機が登場する事になります。
勿論、酸化磁鉄だけが、スティルス効果の全てでは有りませんが、日本の技術が盗られた事は、確かだと思います。

Wikipediaの情報には気を付けたい

一概に信用できない情報ばかりとは言えませんが、私は、ウィキペディア情報は余り好きではありません。相当怪しい情報も多いからです。
ある事象に関する記事を見ると、某テレビ局の再現ドラマを文章化しただけのものだったりします。その再現ドラマそのものが、既に「いや、当時はそんな話ではなかったろう」という物でした。
他に、モトローラ社のトランシーバーが携帯電話の走りとする記事もあって笑いました。
携帯システムとトランシーバーでは仕組みが違いすぎますし、まるで糸電話(糸伝話)が電話の前身みたいな記事でした。
あるミュージシャンが朝鮮系という記事もありましたが、当人は否定、現在では記事も削除されています。ミュージシャンの親戚筋が皆日本に居る事を見ても、朝鮮の日本時代。行政上とはいえ、朝鮮とは「合邦」であったため、渡航許可証が必要でしたから、一族総出で来日はまずありえませんでした。勿論、彼のミュージシャンが朝鮮系であったとしても、何ら問題はありませんが、かといって「嘘」の記事を「百科事典」を謳うサイトに載せるのはダメでしょう。
他にも、デジタルカメラは「コダック」が発明したという記事もありましたが、だったら何故コダックはデジカメ産業を展開できなかったのか? と言いたくなります。
少なくとも、1980年にソニーが世界初のデジタルカメラを発売しています。
「フィルムが要らず、写した写真が直ぐ観られる」
というコンセプトに、買おうかどうか迷ったものでした。
倅の学校でも、ウィキペディアの情報を引用する時は慎重に、と言われていますし、高校生の頃も言われていたそうです。
まあ、ともあれ、ウィキペディアは「尤もらしいブログ」の集合体であって、多くの人々が裏どり、検証して成立する「百科事典」とは別物だと思います。「百科事典」いう看板は降ろした方が良いと、個人的には思います。
【因みに】
ニュートリノなんですが、ニュー・トリノではなくニュート・リノが正しいそうですね。
ニュートラル(中性)という英語と、イノ(小さい)というイタリア語を合わせた言葉なんだそうです。「ニュートリノ」…初めて聞いた時は「なんかホテルの名前みたい」と思ったものですが。
この記事は「こういう見方もあるんだな」程度に見て頂けたら幸いです。

ニュートリノ検出施設「カミオカンデ」映画「イーグルアイ」の撮影にも使われた

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