ドラマ「Nのために」 #Hulu #TBS #ドラマ #Nのために #榮倉奈々 #窪田正孝 #賀来賢人

Nのために

かなり面白い

小説原作のサスペンスドラマで、地上波では2014年にTBSで放送された作品です。
ネットチャンネルHuluでやっておりましたので、二日に渡って一気に観ました。
あらすじ
香川県に属する、瀬戸内海に浮かぶ人口五千人ほどの小さな島で、十年間駐在所勤務をしていた元・警官高野は、十年前、東京の高層マンションで起きた、夫婦殺人事件に疑問を覚え、犯人の西崎の出所を待って、真実を聴こうとする。
十五年前。殺人事件の五年前に、高野が駐在する島で放火事件があった。その現場に居合わせた、知り合いの当時高校生だった男女が、殺人事件の現場にも居合わせていたからである。
「Nのために」のワードを軸に、放火と殺人事件の真相に迫ってゆく。
感想
早い段階で、真相に察しがつきますが、それでも、見せる内容で、大変面白かったです。ただ、現実的な目で見ると、ちょっと設定が強引な所もありました。
ドラマですので、もっと大らかな気持ちで観なければいけません。
しかし、どうしても気になってしまうのが、私の悪い所ですね。「変が気になる」は脳の活性化には良い事らしいですけど…。
「今すぐ出て行け」
物語冒頭付近で、ある日突然、杉下希美の父が愛人を連れて帰り、「今日から、コイツと暮らすから、お前ら出ていけ」と言いだします。
その日のうちに、母と姉弟の三人は、島の不便な場所に建つボロ屋に追いやらせれ、月額10万円だけを与えられる惨めな生活を余儀なくされますが、現実であれば、父に対し、母は不貞行為による慰謝料も請求できるでしょうし、離婚後も養育費等を請求出来るでしょう。
「こんだけの金しかやらん」とは、ならないし、出来ないと思います。
進学の学費にしても、父親に支払い能力があれば、裁判等で養育費として支払い命令の出る可能性は十分あります。あんな、娘が土下座するような事は、少なくとも二十世紀末の日本では、あり得ないでしょう。当時者全員、法律に無頓着なら別ですが。
警察官は二年以上同じ街に駐在できない
事件に疑問を持つ元・警察官高野は十年も一つの島に駐在していた設定になっていました。しかし、住民達と親しくなり過ぎない様に、警視庁、道警、二つの府警、全ての県警の駐在員は二年毎に代わります。
ドラマの中でも、駐在さんは住民達と酒を飲みかわし、食事を共にしたりしましたが、こうした「なあなあ」な関係を避けるために、二年毎に任地は変えなければならないとなっています。
ただ、何年か後にまた、同じ任地に駐在する例はあります。
外側に付けられたドアチェーン
直接的なネタバレにはならないと思いますので、書きますが、事件の起きたタワーマンションの一室。その玄関ドア外側に、ドアチェーンが付けられていました。
分譲マンションは、ドアの内側は、居住者の所有ですが、外側は共有部となり、勝手に細工をする事はできませんし、ドアそのものも勝手に交換する事も、法的に出来ません。
万一、ドア外にチェーンを付けていると、マンションコンシェルジュなり管理人なり、管理会社から、取り外す様に警告されると思います。何より、消防法的にも危険とみなされるでしょう。
現実、脆弱な鍵しかないドア用の外鍵は実在しますが、同時に、閉じ込めも可能になるので、拉致監禁事件の発生などから、それも、現在では問題になっています。
ただ、ドラマの進行上、ドア外にチェーンでなければならなかったのは解ります。
「がんばれN」のメッセージは…
見方によっては「がんばれん」とも読めるので、そこは、ちょっと勝手に面白かったです。
面白いって何なんでしょうね?
サスペンス物って、「Nのために」の様に「真相は多分こうだろう」と察しがついても、それでも面白い作品もありますが、一方で、詰まらなくなる作品もあります。
意外な展開になっても、返って、それがあざとく感じる作品も在ったりします。
一体、面白いと詰まらないの、境界線はどこにあるんでしょう? そんなの、個人個人で感じ方も違うでしょうけど…ともあれ「Nのために」、面白いので、おススメの作品です。機会が有れば観てみてくださいませ。
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