恐怖の無限階段… #エスカレーター #夏休み #危険

恐怖の無限階段…


子供の頃、私の田舎市内には、エスカレーターなる設備は……ありませんでした。
つらつら考えるに、今現在でも……一か所しかありませんね。
そんなエスカレーターの無かった子供の頃、夏休みに、広島市内の伯父の家に兄弟全員で遊びに行った事があります。
広島市は中国地方で一番大きな街なので、当然、エスカレーターはあっちこっちに有るわけですが、家を出る際、母が、
エスカレーターで子供が挟まれて死んだニュースがあったけん、あんたらも気をつけなさいよ」
と言いました。
『うん』
三人で返事をしたものの、エスカレーターが良くわかっていない私は、内心恐ろしくてなりませんでした。
広島に着いて、伯母が「天満屋」やらなんやら、色んな施設に連れて行ってくれたのですが、大抵の所にはエスカレーターがあります。
見る限り、子供が挟まれて死にそうな箇所はありません。
スティーブン・キングの小説みたいに、無限に現れる階段がいきなり「ガーッ」と口を開いて噛みついてくるんじゃないか? 
「危険個所が分からない」
それが尚更恐怖になって、ついに、何度目かのエスカレーターで足がすくんでしまって乗れなくなりました。
伯母は困ってしまうし、兄達には揶揄われるし、私も「エスカレーターの何処が危ないかわからない」事を言えば良いのに、なんだか妙に言い出せない。
結局、エスカレーターそのものが危険なのではなくて、登ってゆくエスカレーターのベルトと、その脇の天井の隙間が狭くて、首を乗り出すと危険である事が分かったのですが、それまでは胃の縮む思いをして乗っていたものです。
確かに、昔のエスカレーターって、手摺と壁の隙間は狭かったもので、危険でした。現在では、かなり、ゆったり幅を取っていますし、アクリル製の警告板もぶら下げていますから、そうそう、人が首を挟まれて死ぬなんてありませんけど、代わりの様に、クロックスサンダルが巻き込まれたりする事故はあるらしいので、今も、気を付けた方が良いですね。
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