自転車を買い換えました
十四、五年位愛乗してきたママチャリが、とうとう、壊れそうです。（「愛乗」なんて言葉は、本来ありませんね）
内蔵三段変速のブリヂストン製、漕いでいると、時々、後輪のハブ辺りに「ガッ…キン」みたいな、変な感触を覚えるようになりました。スタンドも「Ｗ」形部分の先端が、チビて平らになっています。ストッパーのバネを留める爪も折れて、自転車屋さんが折れた爪穴に無理やりバネを引っかけて胡麻化してくれました。
サドルも二回取り替えましたし、タイヤの交換は何度行ったか分かりません。車輪も三回は取り替えました。修理には、多分、新しい自転車が一台買える位お金を費やしたと思います。
倅がまだ小さいころに買った自転車で、買ってすぐ、後ろにチャイルドシートを括りつけて、保育園の送り迎えや、江戸川のサイクリングで総武線鉄橋に連れて行ったり、ポケモンラリーで一緒に街中を回ったりもしました。
取材の仕事していた時も、西は高田馬場、東は千葉市、南は品川、北は埼玉の吉川位まで、チャイルドシートを付けたまま、この自転車で巡りました。
まあ、その経験から、遠いと思っていた町が、
「意外に近いんだな」
と思うようになって、サイクリングを趣味の一つにしたんですけどね。
途中、安いロードレーサーを買って、五年位、並行して乗っていた時期もありますが、ロードはスピードが出過ぎて、街中には向きません。気を付けているつもりでも、ついついスピードが出てしまいます。
な訳で、ロードタイプは江戸川サイクリングコースだけで乗るようにしましたが、今度は、無言で速さを競ってくる輩がうるさくて（こういうのも立派な煽り運転だと思うけど）、元々安いロードバイクだったし、機械部分に不具合が生じ始めた事を切っ掛けに廃車。サイクリングコースもママチャリ一本に絞りました。
通勤、サイクリング、買い物など、乗らない日は殆どない程に付き合ってきた相棒でしたが、さすがに、もう、厳しい感じです。
そして買い換えた自転車は
前籠の着いた、ママチャリとミニベロ（タイヤ20インチ程度の小さいスポーツ車）の中間的な自転車に致しました。
最初は、ママチャリを買おうと思ったんですけど、十五年前に三万五千円位だったママチャリも、今は八万円位するんですね。（メーカーによりますが）
せめて六万でネット検索し、今回の自転車に行き着きました。
同じ、ブリヂストン製で、20インチ七段変速。型落ちした自転車なら、もっと安いという事が分かって、近所の自転車屋さんで聞いてみると、「いやー、22年度の自転車はもうないですねー」23年車を薦めてまいります。
「買うなら実店舗」と考えていたのですが、お店には「ちょっと考えます」と返事して、結局ネットで買ってしまいました。
車体のカラーによって若干変動はありますが、23年型より一万二千円も安い。送料を引いても、九千円も安く済みました。しかも、調整済、防犯登録込みのお値段。
届いてみて分かったのですが、オプションで付けた籠も、実は、ママチャリから外して付け替える事が可能でした。籠を付けなければ、更に三千円は安く済んだので、ちょっと後悔しましたけど。想定よりお安く済んだので満足はしています。
この土日で、試運転してみたいと思いますが、古い自転車を廃棄するのはちょっと寂しいですね。実家の様に納屋でもあれば、残しておいて、たまに乗るなんて出来ますが、マンション住まいだとそうも行きません。
そう言えば、昔、ノスタルジーから、ボロボロの自転車を駐輪場契約して止めていた方が居られましたが、マンションで問題になって、泣く泣く捨てさせられていたことがありましたね～。
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