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ワクチンと抗生物質

抗生物質は「基本」バクテリアの細胞膜を破壊する薬

なんだか、忙しい日々が続いている私であります。
そんな中、インフルエンザのワクチン接種に行ってまいりました。
会社からお金が出るし、十一月、十二月になると、ワクチンが足りなくなる。というお話もあったので、今のうちに射っておきました。
ワクチン
言わずと知れた、ウイルスや結核菌(BCG)に対する予防薬ですが、「ワクチン」の歴史は意外にも古く、紀元前に遡ります。
よく、「ワクチンの父」として十八世紀のエドワード・ジェンナー(英人)が挙げられますが、ジェンナーは、当時の植民地のひとつだったインドで行われていた、天然痘の予防法「人痘法」を目にします。
「人痘法」は、天然痘患者の膿を天日で乾燥し、弱毒化させて接種させる方法でした。
天然痘ウイルスは、「DNA型」なので、一度罹患すれば、先ず二度と罹らない事を知っていたインド人は、紀元前の昔からこの「人痘法」を用いていたようです。
しかし、人痘法は接種した者の約五パーセントが、そのまま発症してしまうリスクがありました。十八世紀当時の英国は、天然痘が大流行していたため、ジェンナーはなんとか、この人痘法を改良し、安全なものとして広めたいと考えていたようです。インドから帰国後、二十年に及ぶ研究から、牛の天然痘「牛痘」の膿を接種させても、同様の効果がある事を発見します。しかも、「猿痘」などと違って、人には感染しないことも分かります。
バクテリア(細菌)の発見は、1680年とされていますが、細菌を駆逐する抗生物質は1929年にフレミング(英人)がペニシリンを発見するまで、存在しませんでした。なんと、昭和四年の事です。
一方で、ウイルスは1892年に、バクテリアを通さない、素焼きの陶器製「濾過器」を素通りする目に見えない細菌があるとして、なんとなく発見されます。しかし、その実態、姿は確認されていません。
二十世紀に入って電子顕微鏡が発明され、1938年にやっとウイルスの姿は確認されます。昭和十三年の事です。
十七世紀には発見されていたバクテリアを駆逐する抗生物質は、二十世紀になってやっと発見されて、十九世紀末になんとなく発見され、二十世紀までその姿を確認できなかったウイルスに対する、ワクチンは紀元前には存在していたなんて、なんか、不思議ですね。
因みに
インドの「人痘法」ですが、かなり早い段階で、中国や日本にも伝わったそうです(日本には奈良時代に伝わったとする説もあります)が、日本や中国等で広く行われていた感じは致しませんね。
伝わってきたが広まらなかったとしたら、多分、儒教的に、皮膚を傷つけて膿を植える行為を嫌ったからかも知れません。
幕末の蘭方医緒方洪庵らの行った「牛痘法」が、庶民から蛇蝎の様に忌嫌われた事を観ても、宗教感覚によるものだと思います。
バクテリアの発見
1680年頃オランダの織物業者レーウェンフックなる方が、趣味で覗いていた顕微鏡で「細菌」を発見したのが最初とされています。
顕微鏡1590年に、オランダの眼鏡職人さんが凹凸レンズを組み合わせて発明したとされています。望遠鏡も同じオランダで1608年に発明されたとする記録も見られますが、戦国時代の日本には、既に「遠眼鏡」として望遠鏡は広く使われていましたし、十二世紀頃の北アフリカムーア人は既に、凹凸レンズを組み合わせた、望遠鏡使っていた。という記録も見られますから、顕微鏡の発明も、ちょっと「本当かな」という感じです。
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